Back
保健 2学期まとめノート Unit 03
Unit 03

第3章 働く人の健康

穴埋め 46語

第3章 働く人の健康

働くことの意義と課題

働くことは衣食住など基本的な生活を支えるために大切であり、豊かな人間関係を育んだり、自分らしい生き方を実現したり、生きがいを見つけたりすることにもつながる。

現代の働き方の特徴:多くの産業で機械化・自動化が進み肉体労働は減少。一方でデスクワークと対人サービスはともに増加している(「対人サービスは減っている」は誤り)。


職場の健康づくり

働く人の健康・安全の確保は経営の上でも大切なこととされている。

快適職場

疲労やストレスを感じることの少ない職場環境を快適職場という。

内容の例
ハード温度・湿度の調整、休憩室の設置、昼寝スペース
ソフトハラスメント対策などの心理的・制度的取り組み

3つの管理

管理内容
作業環境管理作業環境を定期的に測定し施設・設備を改善する
作業管理作業時間や作業手順を適切に定める
健康管理健康診断の実施・結果に基づく事後措置

専門スタッフ

産業医衛生管理者・保健師などをまとめて産業保健スタッフという。

  • 産業医:労働者が健康に職業生活を送れるよう専門的な立場から助言・指導を行う医師
  • 安全管理者:機械や用具の点検など安全に関係することを管理する
  • 衛生管理者:健康影響のある有害物質の取り扱いなどを管理する
  • 労働衛生教育:労働者自身が作業手順を守り生活習慣を見直すための教育

健康診断の種類

  • 一般健康診断:すべての労働者を対象に定期的に実施
  • 特殊健康診断:有害な作業に就く労働者に特別な項目を調べる(「特別」ではなく「特殊」)

メンタルヘルス

職場における心の健康づくりをメンタルヘルスケアという。精神疾患・自殺だけでなくストレスや悩みなど労働者の生活の質に影響するものを幅広く含む不調をメンタルヘルス不調という。

取り組みの仕組み

まず労働者自身が心と体の状態に気づき、それに対処する必要性を正しく理解することが大切。

  • ストレスチェック制度:ストレスへの気づきを促しセルフケアを支援
  • リラクセーションの指導:心身の緊張を解きほぐすストレッチなど
  • 上司・産業保健スタッフ:相談に乗ったり職場環境を改善したりする役割が期待される

職場全体でメンタルヘルス対策を進めるための指針:労働者の心の健康の保持増進のための指針

心の健康問題で休業した労働者の職場復帰を支援するガイドライン:心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き


ワーク・ライフ・バランス(WLB)

仕事と私生活の調和を図る考え方をワーク・ライフ・バランスという。

日本の課題:エクスペディア2023年調査で日本の有給休暇取得日数は12日(支給20日)で国際的に低水準。

多様な働き方

制度・形態内容
フレックスタイム制労働者が始業・終業の時刻を自分で決められる
在宅勤務(テレワーク)インターネット等を活用してオフィス以外で働く
治療と仕事の両立支援適切な治療を受けながら生き生きと就労を続けられることを目指す

労働災害・職業病

仕事に関わること・通勤途中の事故等が原因でけが・病気・死亡することを労働災害という。仕事に特有な環境条件・作業方法によって引き起こされる疾病を職業病という。

健康障害要因の分類

要因
化学物質的要因有機溶剤による中毒、アスベストによる肺がん
物理的要因騒音による難聴、暑熱環境による熱中症(「環境要因」は誤称)
生物学的要因ウイルス等による感染症
心理社会的要因ストレスによる精神疾患

過労死・長時間労働

長時間労働が主因で脳・心臓疾患を発症して死亡したり自殺に至る事態を過労死・過労自殺という。

週の労働時間が55時間以上の人は、35〜40時間の人に比べて脳血管疾患リスクが1.33倍になる。


法律・制度

法律・制度内容
労働基準法労働時間・休憩・休日など労働条件の最低基準
労働安全衛生法安全と健康の保持・快適な作業環境の形成を促進
過労死等防止対策推進法過労死等の問題を背景に対策強化のために定められた
労働者災害補償保険(労災保険)労働災害に備え労働者・家族を保護する保険
年次有給休暇法律によって会社に義務付けられている休暇

法律の遵守を調査・指導する人:労働基準監督官(「監察官」「監視員」は誤り)

注意:代表取締役(役員)は原則として労災保険の対象外。パート・アルバイト・正社員・契約社員は対象。


健康経営

労働者が健康に働くことが将来的に企業の業績向上につながるなど、経営に良い影響を与えるという考え方を健康経営という。